AKATUKI No.753

編集・発行:(一財)日本青年協会
平成28年3月17日

平成27年度第3回理事会開催

平成27年2月22日(月)午後2時より、第3回理事会を東京ガーデンパレス(東京都文京区)において開催された。
理事会においては、平成28年度の事業計画、収支予算について協議され承認された。
平成28年度も、内閣府の公益目的支出計画に従い、農業関係青年研修支援事業を軸に農業関係青年の育成に力を入れていく。
平成28年度の事業計画は以下の通りである。

平成28年度事業計画

1.時代に即した農業関係の活動を志向する青年の育成と助成

農業経営及び農業研修に取り組む青年に対し、農村青少年教育機関等との協力を得て、実地研修および研究する青年等に対し研修支援金の助成を行う。
(1)農業関係青年研修支援事業

2.機関紙の発行

「アカツキ」(年2回、タブロイドA4版)

3.その他この法人の目的達成のため必要な事業

(1)農業関係青年研修支援事業(指定農場実地指導)
農業経営及び農業研修に取り組む青年に対し、当協会と協力関係にある農場において、実地指導を通して青年の育成に努める。
(2)友好団体、関係機関との連絡協調
内閣府、文部科学省、農林水産省、茨城県利根町、中央青少年団体連絡協議会、ブラジル青年協会等との連絡を緊密にし、協力提携のもとに青年及び青少年指導者の育成に努める。

農業関係青年研修支援事業打合せ

平成27年12月8日、北海道農業専門学校に於いて、平成27年度農業研修生の、三浦眸氏、佐藤桃花氏と香取政典常務理事が面談を行い、農業の現状と研修生に期待することについて懇談した。また、平成28年1月6日には研修生の松永宗憲氏と佐藤忠信事務局長が面談した。松永氏は、当協会のホームページから初めて支援事業に応募された。更に、7日には推薦者の藤原孝史氏と懇談した。藤原氏は、農業の原点である土作りにこだわり有機・不耕起を実践している。「みな土農場」のHP参照。

右から佐藤氏、三浦氏

向かって左から2番目が松永氏。中央が藤原氏

理事長引き継ぎ行われる

平成27年7月17日、東京ドームホテルに於いて、井口武雄前理事長と西村久徳理事長の理事長引き継ぎが行われた。
当日は、大久保俊和評議員と香取政典常務理事が同席し、井口武雄氏への長年に渡るご尽力に対し感謝を申し上げ、今後の協会体制や方向性について話し合われ引き継ぎが行われた。

中央が井口前理事長。右が西村新理事長

平成27年度農業関係青年研修支援事業(研修支援金助成)報告会開催

平成28年3月5日(土)、6日(日)千葉県成田市及び香取市において、農業関係青年研修支援事業の報告会が行われた。
報告会では、農業に関する研究・研修を行った研修生からの活動報告と、佐原農産物供給センター及び圃場において視察研修を行った。
5日は、成田市に集合し、夕食を兼ねて自己紹介をし、現在行っている研究や就農について話しあった。また、農業に対する思いや今後の自分たちが進む道について、それぞれの青年たちが熱く語り合った。

6日の活動報告では、本部を代表して香取政典常務理事より、企画委員を代表して金子養正氏より挨拶があり、その後、青年よりそれぞれ活動してきたことを報告した。また、活動が3月中に残っている青年は、今後の予定について発表した。

視察研修では、初めに農事組合法人佐原農産物供給センター代表理事の香取政典氏より、日本の農業の現状と青年に期待することをテーマに講話があり、更にセンターの概要と新しい時代の地域農業について話された。その後、圃場を視察しながらセンターの取り組みと今後の農業のあり方について語られ、施設内では集荷場を視察しながら、消費者へ安心して農産物を届けるための、生産者への安全基準と管理体制について話があり、青年からの質問が出尽くしたところで閉会した。

平成27年度は、8名の農業関係青年がそれぞれ研修・研究を行い、今回は、大学生2名、専門学校生2名、農業青年4名を支援した。主な研修・研修テーマは以下のとおりである。

小松美咲 広島県 (東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻)
「有機農業普及に向けた有機JAS認証の課題と今後の展開」

髙林 稜 埼玉県 (慶應義塾大学商学部経営学専攻)
「農業経営の可能性と世界の食糧難・貧困の解決について」

三浦 眸 栃木県 (学校法人八紘学園 北海道農業専門学校果樹科)
「欧州の有機農業の現状と環境型農業について」

佐藤桃花 北海道 (学校法人八紘学園 北海道農業専門学校野菜科)
「開発途上国の農村の現状と農業発展への貢献について」

冨樫 学 北海道(農業)
「ニュージーランドにおける環境型放牧酪農経営について」

松永宗憲 岐阜県 (農業)
「国内外の有機農業のあり方及び有機野菜の加工・販売について」

澤田珠美 鳥取県 (農業)
「新規就農のための生産・販売等の総合的な営農について」

立川武伸 鳥取県 (農業)
「山間農業における作物の長期栽培及び多様な作物栽培について」

佐原農産物供給センターの取り組みについて学んだ

センターの研修所。ラクチーナとは、イタリア語の台所

活動の報告を行い農業のあり方について話し合った

日本青年協会後援会総会開催

後援会事務局より。
日本青年協会後援会総会を、左記の通り予定しております。詳細については7月頃の決定になりますが、日程等決定事項については順次協会HP等でお知らせ致します。今しばらくお待ちください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。ご質問等ございましたら浦山まで。

1.日時:平成28年9月上旬
2.場所:熊本県熊本市(予定)
3.問合せ
  後援会事務局 浦山はるみ
090‐8850‐5277
harumi.urym.4@gmail.com

協会日誌

平成27年
7月 17日 理事長引き継ぎ
  29日 香取政典常務理事打合せ
8月 1日 香取政典常務理事、浦山はるみ後援会事務局長打合せ
  24日 香取政典常務理事打合せ
10月 4日 大阪府岡繁氏(青研24)来会懇談
  23日 北海道佐藤利雄氏(海外)来会懇談
11月 11日 西村久徳理事長来会打合せ
  19日 香取政典常務理事打合せ
  22日 鳥取県高橋正道氏(青49)故佐藤忠良常務理事墓参り
12月 7日 農業関係青年研修支援事業打合せ(北海道札幌市)
  8日 農業関係青年研修支援事業研修生と懇談
熊本県大久保奨氏(ユース6)と懇談
  17日 香取政典常務理事打合せ
  28日 仕事納め
平成28年
1月 5日 仕事始め
  6日 農業関係青年研修支援事業打合せ(岐阜県飛騨市)
  7日 農業関係青年研修支援事業打合せ(岐阜県高山市)
  22日 香取政典常務理事、浦山はるみ後援会事務局長、山本佐代子後援会事務局次長と懇談
2月 4日 大泉威宣監事来会打合せ
  10日 三井報恩会打合せ
埼玉県高林稜氏(平成27年度農業支援)来会打合せ
  22日 平成27年度第3回理事会
3月 6日 農業関係青年研修支援事業報告会

日本青年協会寄付金のお願い

日頃より協会活動にご支援いただきありがとうございます。協会も創設の原点に立ち返り、農業後継者、新規就農者の育成に力を入れ、日本の農業の活性化の一助となれればと思い活動しています。平成23年度から寄付金制度になり、一口1,000円で、口数は自由です。払込取扱票は毎回同封されます。毎年度の払込み金額は、アカツキの納入者一覧か、事務局までお問い合わせください。皆様のご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

あとがき

皆様、最近温かくなったと思えば、寒の戻りがありと、体調を崩しやすい天候ですが、いかがお過ごしですか。今月初めに、農業関係青年研修支援事業の報告会及び視察研修を開催いたしました。今年度は、ホームページから初となる参加申し込みがあり、来年度の問合せも来ております。ホームページをリニューアルした効果がでており、ホッとしているところです。皆様にも、是非農業関係青年を推薦して頂きますよう、お願い申し上げます。(佐藤)

2016年03月30日更新